ダイビングライセンスを取得するメリットとは?体験ダイビングとの違いも解説します

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ダイビングを趣味として楽しむために欠かせないのがCカード!
ダイビングの世界でCカードと言えば、ダイビングライセンスのことを指し、正式名称は「Certification Card」と言います。
一般的には分かりやすいように「ライセンス」と呼ばれます。
この記事では、体験ダイビングとは違い、ライセンスを取得することでどのようなメリットがあるかということ等について紹介します。

ダイビングライセンス講習の風景

そもそも体験ダイビングとは?

体験ダイビングとは、ライセンスを持っていないダイビング初心者にインストラクターがついて水中を案内するものです。
ライセンスを持っている人が参加するコースを「ファンダイビング」と言います。
一般的に体験ダイビングは、

  • 水中でのコミュニケーションの取り方
  • ダイビング器材の取り扱い方法
  • 水中での呼吸の仕方や耳抜きの方法
を学ぶところから始めます。
体験ダイビングで潜れる最大深度は12mまでです。また実際には5~6mほどで水中散策するのが一般的です。
体験ダイビングの事前レクチャーだけでは、水中での様々なトラブルの対応方法を身に付けることはできません。常にインストラクターの手の届く範囲でしか動くことができないのです。
体験ダイビングの所要時間は、一般的には約3時間程度で実際に水中にいる時間は約30分程度です。

ライセンスを取得すると何が変わる!?

ライセンスを取得したダイバーは、ダイビングショップの開催する「ファンダイビング」に参加できます。
体験ダイビングは何回経験していても、毎回同じ講習を受けなければなりません。
認定ダイバーは講習で器材の取り扱いはもちろんのこと、水中での様々なトラブルの対処法を学びます。
体験ダイビングとは違い、自立したダイバーとしてある程度長い時間(水深にもよる)、自由に水中を泳ぎ回ることができます。
またライセンスには有効期限がないため更新の必要もなく、紛失した場合には有料で再発行することができます。
ライセンスは海外でも有効なので、海外でダイビングを考えている人はぜひ取得しましょう。
たまにWEB上で「この指導団体でないと海外では潜れません」と掲載されていることがありますが、日本で取得できるだいたいのライセンスは海外でも通用します。
気になる方はライセンス取得コース申し込みの際、ショップの方に問い合わせてみましょう。

ダイビングライセンスの種類

一言でライセンスと言っても、種類があります。
各指導団体で若干呼び方が異なりますが、ここでは一般的な4つのライセンスをご紹介します。

オープン・ウォーター・ダイバー(OW)

ダイビングライセンスの取得を考えている方が一番初めに取得するライセンスです。
各指導団体に所属するインストラクター主導のもと、講習を受講しダイビングにおける基礎知識や技術を身につけます。
ライセンス取得後の最大深度は一般的に18mとなります。
講習は、学科・プール講習(足の着く浅瀬で実施することもあります)・海洋実習の3ステップ。
所要日数は事前に学科をWEB上で受講すれば、個人差もありますが2~4日で取得することができます。
費用は受講する地域によりますが一般的に40,000~80,000円ほどです。

アドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバー(AOW)

OWライセンスを取得している方が受講できます。
講習内容は

  • ボートダイビング
  • ディープダイビング
  • フォトダイビング
  • マルチレベルダイビング
  • ナイトダイビング等
たくさんの項目があります。
OWとの大きな違いは潜ることができる最大深度が一般的に30mとなります。
海外でのダイビングを検討されている方はAOWライセンスを取得することをおすすめします。
所要日数は一般的にタンク数5本が必要なので、1日3ダイブすれば最短2日間で取得可能です。
費用はショップによってライセンス申請費用のみの金額が掲載されている場合とタンク5本分込みの金額が掲載されている場合があります。
タンク5本分込みの金額であれば一般的には40,000~60,000円ほどです。

酸素タンク

レスキュー・ダイバー(RED)

ダイビングを趣味で長く続けているとトラブルに巻き込まれることも…
万が一、一緒に潜っているバディ等に異変が起きた際、水中や水面で適切かつ迅速に対処する方法や救助するスキルを身につけることができます。
命に関わることなので、講習はかなりハードです。
自分のためにもバディのためにも取得しておいて損はありません。
所要日数は2日間以上。(実施項目がかなり多いので個人差があります。)
費用については50,000~70,000円が一般的です。

マスター・スクーバ・ダイバー(MSD)

アマチュアダイビングの最高峰の資格です。
この後にダイブマスター、インストラクターという資格が続きます。
MSD取得のためには、これまでのダイビング本数やREDライセンスを所有している等いくつかの条件が必要です。
こちらの取得には開催コースはなく、申請料を支払えば認定を受けられます。
申請料については各指導団体で異なるのでショップに問い合わせてみてください。

ダイビングの指導団体について

ライセンスを発行する指導団体は多くあります。
日本でも世界でも一般的に知られているのが、

上記6団体です。
よく「PADIじゃないと海外で潜れないんですよね?」と言う方がいらっしゃいますが、そんなことありません。
これらの団体が発行するライセンスで、潜れない国や地域があったという話を私は聞いたことがありません。
どこの指導団体もカリキュラムがしっかりしていて、日本だけでなく海外でも問題なく潜れます。
ライセンスを取得する際は、ダイビングの指導団体で選ぶのもよいですが、講習を開催するショップの安全管理体制やインストラクターの経験・人柄で決めるのがおすすめです。
上記にあげた団体以外でも2017年に日本に上陸したSNSI(エスエヌエスアイ)も、質の高い講習が評判で指導団体として注目を集めています。

講習を受けるショップも慎重に選ぼう

ダイビングライセンスを取得するにあたり、通うショップや教えてもらうインストラクターは非常に重要です。
やはり人間ですので教えるのが上手なインストラクターもいれば、そうでない方もいます。
ここでは、こんなショップはやめておいた方が良いというポイントを簡単にご紹介します。

費用が他ショップと比較して格安すぎる

費用が安いのにはそれなりの理由が必ずあります。
例えば、大人数をまとめて講習する等が挙げられます。
講習の進行スピードには個人差があるので、インストラクター1名に対して講習生1~2名でやってくれるショップが安心です。

~日で取得可能!と謳(うた)っている

講習内容が2日で終わる人もいれば4日かかる人もいます。
できる・できないには個人差があるため、講習生に合わせた講習を実施していない可能性があります。

ショップとスタッフの雰囲気

まずは電話やメールで問い合わせてみましょう。
問い合わせ時の対応に違和感を感じたらやめましょう。

高額な器材を買わせようとしてくる

講習にはレンタル器材代も含まれていることがほとんどです。
しかし初めの段階で、ローンを組ませて器材を購入させようとするショップもあります。
上記のようなショップでライセンスを取得するのはやめましょう。
(私は痛い目に合った人を何人も見てきました。)

ダイビング風景

ライセンスを取得して、より楽しいダイビングを!

体験ダイビングでも海に潜ることはできますが、一度経験した方はもっと水中の世界を楽しみたいと感じるはず!
ダイビングライセンスを取得すれば今まで見たことのなかった海の世界をより深く知ることができます。
まずはOWライセンスを取得して、楽しく安全なダイビングライフを満喫しましょう!

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Reservation & Contact

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