久米島は、沖縄本島から西に約100kmの位置にある離島です。
沖縄諸島の中では沖縄本島、西表島、石垣島、宮古島に次いで5番目に大きい島となりますが、島一周は車で約1時間で周ることができます。
そんな久米島ですが魅力的なダイビングポイントがたくさんあり、世界中からダイバーが集まる場所としても知られています。
そんな久米島にある数々の魅力的なポイントの中でも特にオススメな
- トンバラ
- イマズニ
- マンタステーション
を紹介します。
久米島へのアクセス
日本全国各地からの久米島への行き方は、まずは沖縄本島を目指します。
沖縄本島から久米島へのアクセスは大きく2つ、飛行機またはフェリーを利用することです。
航空機については、那覇空港から久米島空港までのフライト時間は約30分で、JALが1日7便運航しています。
7月中旬~8月下旬の夏休みシーズンは、季節運航便として羽田空港から久米島空港への直行便が運航されます(1日1便)。
フェリーについては、1日2便、渡名喜島経由の便と久米島直行便が運航しています。
久米島のダイビングスタイル
久米島でのダイビングは基本的にボートダイビングです。
1日2ダイブにするか、午前中に2ダイブした後、午後1ダイブというスケジュールがほとんどです。
遠くてもボートで約20~30分以内ところにダイビングポイントがあるため、1ダイブ毎に港に戻るのが一般的なスタイルとなります。
久米島には初心者から上級者ダイバーまで楽しめるポイントがたくさんありますが、アドバンス(AOW)ライセンスを持っていないと行くことができないポイントもありますので、十分に満喫したい方はぜひともアドバンス(AOW)ライセンスを取得してから行きましょう。
久米島のおすすめダイビングポイント
久米島は年間を通して温暖な気候なため、1年中ダイビングを楽しむことができます。
その日の海況にもよりますが、北風の強い冬の時期は島の南側、南風が強く吹く夏の時期は北側のポイントで潜ることが多くなります。
1年を通して多くの見どころがある久米島。
ポイントによっては1年中マンタとの遭遇を期待することができます。
春~初夏には生物の繁殖行動、夏~秋はバラクーダやギンガメアジの群れ、冬にはザトウクジラを見ることができるなど、年間を通して久米島の海を楽しむことができます。
そんな魅力的な久米島で特にオススメの3つのポイント「トンバラ」、「イマズニ」、「マンタステーション」を紹介していきます。
久米島おすすめダイビングポイント1:トンバラ
久米島といえばこのダイビングポイント!
久米島二大スポットのひとつ「トンバラ」です!
港からボートで約25分で行くことができる久米島の南側のポイントです。
トンバラ岩というゴツゴツとした大きな岩の周りを潜ります。
このポイントは流れが複雑で変わりやすいため、中~上級者向けダイバーしか行けないポイントとなります。
潮通しが良いポイントのため、バラクーダやギンガメアジ、イソマグロ等の群れに遭遇することができます。
また、冬になると透明度があがり、水温が下がるとハンマーヘッドシャークの群れを狙うこともできるビッグポイントとなっています。
大物だけではなく、そびえたつトンバラ岩のダイナミックな地形も楽しめるポイントとなっています。
久米島おすすめダイビングポイント1:イマズニ
トンバラと並ぶ久米島二大スポットのもうひとつが「イマズニ」です!
トンバラとは真逆の久米島の北側に位置するポイントで港からボートで約5分と近いところもオススメできる点です。
このポイントは最大深度が30mありますが、流れはそんなにありません。
しかし、潮通しが良いので久米島では有名なホソカマスやイソマグロの群れを見ることができます。
ギンガメアジは1年を通して出会うことができ、夏になると数が増えます。その群れの規模は圧巻です!
群れだけではなく、透明度も良いことから光が差し込むととても綺麗で、ダイナミックな地形でもあるため地形派ダイバーにもおすすめのポイントとなります。
久米島おすすめダイビングポイント1:マンタステーション
沖縄でマンタをみることができるポイントとして有名なのは石垣島ですが、最近では久米島でも年間を通して見ることができるポイントが発見されました。
それがマンタステーションです!
このポイントは港から約10分と近いところにあります。
このマンタステーションでは、お腹の白い普通のマンタではなく、珍しいお腹の黒いブラックマンタに出会える確率が高いことでも有名です。
マンタを水中で観察する際にはいくつかの注意事項がありますので、ダイビング前にインストラクターからされる注意事項を必ず守るようにしましょう。
久米島おすすめダイビングポイントを最大限楽しむには?
久米島の多くの有名ポイントに潜るには水深が深いところや流れの速いポイントもあることからライセンスはアドバンス(AOW)のライセンスを取得しておくことをおすすめします。
また、ご自身のダイビングコンピュータやシグナルフロートを持っている人が理想的です。
持っていない人は安全のためにショップからレンタルしましょう。
安全にダイビングを楽しむには、自身の残圧や滞在時間(NDL)のこまめなチェックは必須です。
これらを守って安全に久米島の海を楽しんでください。