沖縄安全体験ダイビングセンターです。
現役ダイビングインストラクターの私が、今回は
- 体験ダイビング当日の流れ
- 体験ダイビング前の講習内容
事前に当日の流れ、どのようなことを行うのか知っておくことでより安全に体験ダイビングを楽しんでもらうことができるでしょう。
体験ダイビングとは?
Cカード(ダイビングライセンス)を持っていないダイビング初心者にインストラクターがついて、水中を案内するものです。
一般的に体験ダイビングは、水中でのコミュニケーションの取り方やダイビング器材の取り扱い方法、水中での呼吸の仕方や耳抜きの方法を学ぶところから始めます。
体験ダイビングには制約がある
体験ダイビングで潜れる最大深度は12mまでとなっています。
実際には、ここまで潜ることはほとんどなく5~6mほどで水中散策するのが一般的です。
体験ダイビングの事前レクチャーだけでは、水中での様々なトラブルの対応方法を身に付けることはできませんので、常にインストラクターの手の届く範囲でしか動くことができません。
そして万が一の時のために、すぐに浮上できる場所でしか潜ることができません。
体験ダイビングの所要時間はどのくらい?
体験ダイビングの所要時間は、ショップから海までの距離、ビーチエントリーなのかボートエントリーなのかで違ってきます。
一般的には約3時間程度のことが多いです。
この約3時間の中で実際に水中にいる時間は約30分程度です。
しっかり練習をして1日楽しみたい人は、1日体験ダイビングコースを設けているショップもありますのでそちらを検討してみてください。
所要時間が極端に短いと、説明がきちんとされなかったり、水中滞在時間が短かかったり、海の世界を十分楽しめなかったりするので注意が必要です。
体験ダイビングの流れをご紹介
体験ダイビングを実施する場所やショップによって違いはありますが、だいたいの流れを紹介していきます。
1.ダイビングショップで説明・レクチャーを受ける
だいたいはダイビングショップに直接集合するか、宿や空港まで送迎してくれるショップもあります。
予約の際に要確認です!
ショップに到着したら、店内・施設を案内してもらい、ツアースケジュールの説明・ビデオや冊子を見ながら体験ダイビングについてのレクチャーを受けます。
初心者がダイビングをする上で特に重要なのが、
- 水中での呼吸方法
- 耳抜きの仕方
- 水中での姿勢
この3つができないとせっかくのダイビングが楽しいものではなくなってしまいますので、しっかりとインストラクターの説明を聞きましょう。
さらに健康状態等のチェックを受け、申込書や同意書に記入署名します。
2.着替え、器材の説明
水着に着替え、ウエットスーツ・ブーツのフィッティングを行います。
その後、実際にダイビングで使う器材の説明を受け、担当インストラクターと一緒にじっくり使用方法を練習します。
3.海へ行き、浅瀬で呼吸の練習
準備ができたら海へ向かいます。
準備を整えたら、器材を背負って再度レクチャーを受けた後、海に入ります。
ビーチの浅瀬やダイビングボートのはしご・ロープにつかまりながらインストラクターと一緒に水面で呼吸の練習をします。
海に慣れていない人はシュノーケルをつけて水面を泳いで慣れることから始めたりもします。
普段とは違う口呼吸で、最初は違和感があるかと思います。
慣れるまでしっかり練習しましょう!
4.体験ダイビングへ
浅瀬で口呼吸に慣れたら、いよいよ水中世界に入ります。
水面で呼吸を整えてインストラクターと一緒にゆっくり水中に入っていきます。
事前レクチャーで習った耳抜きをしっかりしながらロープ潜降していきます。
ロープがない場合にはインストラクターが体を保持してくれます。
このとき耳や身体に違和感があったら、急浮上はせず事前レクチャーで習ったハンドシグナルで必ずインストラクターに伝えましょう。
5.ダイビングショップに戻り、シャワー・着替え・清算
楽しい体験ダイビングが終わりましたらショップへ戻りシャワー・着替えを済ませて、清算を行い解散となります。
こんなダイビングショップはおすすめしません!
体験ダイビングの費用が極端に安い
適正費用は15,000~20,000円程度です。
安すぎるところはやめましょう。
所要時間が極端に短い
所要時間2時間以下になっていたら要注意です。
バタバタしてゆっくり楽しめないでしょう。
電話やメールの対応が雑
事前レクチャー等もろくに行われない可能性が高いです。
違和感を感じたら別のショップにしましょう。
インストラクター1名に対して多すぎるゲスト
インストラクター1名に対してゲスト何名か問い合わせましょう。
だいたい2名までです。ゲストが多すぎる場合はショップを変えましょう。
集合場所がショップではなく海
説明が不十分なまま出発する可能性が高いです。
海から上がったらシャワーを浴びて着替えて帰りたいものですが、そのような施設がない場合があります。
もっと潜りたい!そんな人にはCカードがおすすめ
体験ダイビングは、必ずインストラクターが安全に十分配慮した上で行われます。
水中でもインストラクターが手を繋いでくれたり、タンクのバルブ部分を持って泳いでくれたりします。
一度体験ダイビングを体験すると「もっと深い場所に潜ってみたい」、「もっと水中を自由に泳ぎたい」と感じる方もいるでしょう。
そんな方はCカード(ダイビングライセンス)の取得をぜひおすすめします!
ダイビングライセンスを取得するメリットや体験ダイビングの違いを知りたい方は下記記事もぜひ参考になさってくださいね!
「ダイビングライセンスを取得するメリット!体験ダイビングとの違いとは?」