ケーブダイビングは幻想的!おすすめポイントと必要な技術

LINE登録バナー

「ケーブダイビングって特殊な機材が必要なの?」「ケーブダイビングって怖そう」そんな風に思う初心者ダイバーの方も多いと思います。ケーブダイビングは、基本的なスキルが備わっていれば誰でも参加できます。特殊な環境ではありますが、注意点をしっかり守ればリスクも限りなく減らせます。 今回はケーブダイビングについて、必要なスキルや機材、そしておすすめのポイントを紹介します。ケーブダイビングに興味のある方はもちろん、ダイビングに興味がある方はぜひ参考にしてください。

※本記事では、「ケーブダイビング」=光の届く洞窟でのダイビングとして解説していきます。

ケーブダイビングとは?

ケーブダイビングとは水中洞窟など天井がある環境でのダイビングのことです。厳密には、光が届く洞窟でのダイビングを「カバーンダイビング」、光の届かない洞窟でのダイビングを「ケーブダイビング」と言います。ただ、ケーブダイビング=洞窟でのダイビングとひとくくりにされていることも多いです。
また洞窟とは言っても、波の浸食によって削られた穴や、岩肌にあいた亀裂など小規模のものもあります。そのため、ポイントを選べば初心者からでも楽しめます。

必要な資格

ケーブダイビングに必要な資格は特にありません。Cカードを取得し、基本的なスキルが身についていれば、誰でも参加可能です。水深が深い場所にある水中洞窟も多いので、アドバンスダイバー以上のCカードを取得していた方が、多くのポイントで楽しめます。

必要なスキル

水中洞窟には、海底に泥が溜まっている場所も少なくありません。この泥を巻き上げてしまうと、水の流れがあまりない洞窟内では、視界不良を引き起こします。また洞窟の中には、狭い通路を通らないといけない場所もあります。中性浮力をコントロールして上手く通り抜けなくてはなりません。いずれにしても、中性浮力に加えてフィンワークも上手にこなす必要があります。自信がない方は事前に練習しておきましょう。

必要な機材

ケーブダイビングは、通常のダイビング機材で問題ありません。
通常の機材に加えて、水中ライトがあると便利です。洞窟内は、暗い場所も多いので、水中ライトがあると活躍します。生き物を探すのにはもちろん、自分の居場所を知らせるためにもあるとよいでしょう。

ケーブダイビングの魅力

ケーブダイビングの魅力は何といっても「この先に何があるのか」というドキドキ感、ワクワク感です。真っ暗な洞窟を進むのは、ちょっとした冒険にも感じられるのではないでしょうか。
また入り口やクレパスから差し込む光はまさに幻想的です。季節や時間によって光の角度、明るさも違い、同じポイントに何度潜っても違った景色を楽しめます。ぼんやりと光を眺めると、暗闇を進む際の緊張感も忘れてしまいますよ。

ケーブダイビングにおすすめの沖縄のポイント

知志(慶良間諸島)

知志は座間味島にあるポイントです。
水深15mほどに入口があり、入口は大きくあいているので、光が十分に差し込みます。天井には所々すき間があり、光のシャワーが降り注ぐ美しい景色を楽しめます。
奥に進むとハタンポやアカマツカサの群れがいてとても賑やかです。入口手前のガレ場には、キンチャクガニやフリソデエビが見られることも。洞窟の景色だけでなく、生き物も楽しめるポイントなのです。また、洞窟の上にはテーブルサンゴが一面に広がっています。安全停止中も美しいサンゴ礁を眺めて癒されてください。流れもなく穏やかで、初心者でも潜れるポイントです。

万座ドリームホール

万座ドリームホールは、恩納村にあるポイントです。
水深5mほどに入口があり、縦穴を一気に下りていくと、水深25m前後のところにL字型に横に抜ける穴があります。海底から入口を振り返ると、ぼんやりとした青い光が広がり、とても綺麗です。また洞窟の入り口から一気に縦穴を下りていく感覚は、やみつきになります。
洞窟を出るとドロップオフがあり、ハナダイやチョウチョウウオが群れています。またソフトコーラルにはピグミーシーホースが隠れていることも!地形派ダイバーはもちろん、フィッシュウォッチング派、カメラ派ダイバーそれぞれが楽しめます。
最大水深30m近くになり、流れが速いこともあるので、中級ダイバー以上が望ましいです。

辺戸岬ホール

辺戸岬ホールは、沖縄本島北部にあり、世界的にも珍しい海底鍾乳洞に潜れるポイントです。
断崖絶壁の前にエントリーし、水深15mほどに入口があります。薄暗い中を進むと、徐々に水深が浅くなり、浮上すると大きなエアードームが出現します。エアードーム含めて上下に鍾乳石が続く風景はまさに神秘的です。途中、海水と淡水が入り混じるケモクラインが体験できる点でも非常に貴重なポイントです。また鍾乳洞内では、石器時代の石器が発見されたこともあり、ロマンも感じます。
アンカリングせずにドリフトダイビングになり、貴重な鍾乳石を傷つけないためにフィンワークがしっかりとできる中級者以上が参加できます。

本格的なケーブダイビングをするには

今回は、一般ダイバーが潜れる範囲でのケーブダイビングを紹介しました。
さらに本格的なケーブダイビングに参加してみたい方は、テクニカルダイビングの講習に参加してみましょう。テクニカルダイビングでの講習では、混合ガスの仕様、ガイドラインの使用、減圧停止、ストレスへの対応が学べます。ステップアップしていくことで、光の全く届かない洞窟、何百メートルも続く洞窟、未知の洞窟探索などより冒険的なダイビングができます。もちろん、相応のスキルを習得しなくてはいけませんが、それ以上の経験ができるはずですよ。

ケーブダイビングで幻想的な洞窟を楽しもう

ケーブダイビングについて紹介しました。ケーブダイビングは神秘的な光景が見られることが多く、フィッシュウォッチングとは違った楽しさがあります。また、暗闇を進んだり、狭い通路を抜けたりと冒険心溢れるダイビングも経験できます。沖縄には魅力的な洞窟ポイントがたくさんありますので、ぜひケーブダイビングに参加してみてください。

その他のダイビングについても、こちらの記事でご紹介しています!
ぜひご参考にしてみてくださいね。
「いろいろなダイビングを知りたい!ダイビングの種類について解説します」

ご予約・お問い合わせ

Reservation & Contact

ご予約・お問い合わせ

Reservation & Contact