ナイトダイビングの魅力を教えて!おすすめポイントと注意点

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「ナイトダイビングって上級者しか潜れないんでしょ?」「ナイトダイビングって特殊な機材が必要なんでしょ?」そんな疑問を抱く初心者ダイバーの方は多いのではないでしょうか。ナイトダイビングは特別な機材は必要なく、初心者でも楽しめます。とはいえ、身に着けておきたいスキルや、注意点ももちろんあります。
今回はナイトダイビングの魅力から、必要なスキルや機材、そしておすすめのポイントを紹介します。ナイトダイビングに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

ナイトダイビングとは?

ナイトダイビングはその名の通り、夜間に潜るダイビングのことです。夜にしか見られない生き物を見たり、夜でないと見られない景色が見れたりと魅力がたくさんあります。夜の海に潜るのは怖いと思う方もいるかもしれませんが、一度体験すると、ハマってしまう人も少なくありません。また、真っ暗な海に潜るので、ハードルが高く感じる方もいますが、基本的なスキルが備わっていれば、初心者の方でも参加できます。

ナイトダイビングに必要な資格・スキル

ナイトダイビングに必要な資格は特にありません。Cカードを保有し、基本的なスキルがあれば誰でも参加できます。水中ライトがあるとはいえど、暗い環境では知らず知らずのうちにストレスを感じやすいです。不安があるスキルがある場合は、日中のダイビングで練習して、少しでも不安を取り除きましょう。
また各指導団体ではスペシャルティコースでナイトダイビングの講習も用意されています。ナイトダイビングに必要な知識やスキルをより深く勉強できるので、受講するのもおすすめです。

ナイトダイビングに必要な機材

ナイトダイビングでは、通常の機材に加えて、水中ライトが必ず必要となります。ナイトダイビング中は当然ながら真っ暗です。水中ライトなしではダイビングができません。最近の水中ライトは非常に明るいので、暗さによる不安もそれほど感じないのではないでしょうか。
またケミカルライトと呼ばれる化学ライトやフラッシュライトもあると便利です。タンクの付け根あたりに装着しておくと、水中で目印になります。バディを見失わないようになるのはもちろん、自分を見失われないようにするためにぜひ用意しましょう。

ナイトダイビングの魅力

夜行性の生き物の観察

ナイトダイビングの魅力は、何といっても夜行性の生き物を見られることです。エビ、カニなどの甲殻類を中心に、アナゴ、タコ、ウニなど、昼間は岩陰や巣穴に隠れている生き物が活動的になっている姿が見られます。昼間は顔だけしか見れない生き物の全身を見られるのはナイトダイビングならではです。

夜ならではの生き物の行動の観察

夜だからこそ見られる生き物の行動や生態をみられるのも、ナイトダイビングの魅力です。
代表的なのは、自分でベッドを作って、その中で寝るブダイです。そのほかにも、流されないように海藻を咥えながら寝る魚や、昼間はカラフルなのに、夜は地味な体色になって寝る魚などさまざまです。
また、タイミングが合えばサンゴの産卵も見れます。サンゴは初夏の満月の日の夜に産卵をします。サンゴから無数の卵が水中に放たれる姿はとても神秘的です。この光景を見られるのはナイトダイビングをしたダイバーだけです。
サンゴの産卵は、サンゴの種類や、場所によって少しずつ異なります。過去のデータから産卵しそうな日にナイトダイビングを開催するショップが多いので、見てみたい方はその日程に合わせて申し込みしましょう。ただし、自然現象ですので、100%見られるわけではないので注意してください。

ナイトダイビングにおける注意点

水中ライトの取り扱い

ナイトダイビングに必須の水中ライトですが、いくつか注意点があります。
まず、人の顔に向けないようにしましょう。最近のライトは非常に明るいので、一瞬でも顔に当たるとしばらく目がくらんでしまいます。それが原因でパニックやトラブルに繋がりかねないので注意してください。
そして水面付近で水平方向に向けないようにしましょう。沖縄にはダツという吻先(口)がとがった魚がいます。ダツは光に向かって突進する習性をもっているので、自分に突進されて怪我をする恐れがあります。
最後に、電池がなくならないよう、事前にフル充電もしくは新品の電池と取り換えましょう。また万が一故障した場合に備えて、予備のライトも準備してください。予備のライトはBCDのポケットに入る小さなものがおすすめです。

残圧やハンドサインの確認方法

残圧計には蓄光塗料が塗られています。そのため、残圧計にライトを数秒あてて、発光したところで残圧計を目視して確認しましょう。水中ライトで残圧計を照らして見ようとすると、反射してうまく見えないので注意してください。ナイトダイビングではエアーの消費が通常より早くなりがちですので、小まめに確認しましょう。
ハンドサインを出す場合は、胸の前あたりでサインを作り、そのサインを水中ライトで照らしてください。残圧を伝えるなど、複数のサインを出す場合は、相手が読み取りやすいように1つのサインを出す時間を長めにとるのがコツです。

ナイトダイビングにおすすめする沖縄のダイビングポイント3選

奥武島

奥武島は、沖縄本島の南の端にある小さな島です。穏やかなことが多いので、講習にもよく使われるポイントです。講習向けのポイントなので、水深が浅く、エントリーがしやすいので初めてナイトダイビングをする方には特におすすめします。
奥武島はやや内湾性のポイントで、海底にはガレ場が広がっています。その環境が小さな甲殻類やウミウシのよい住み家となり、夜になると多くの生き物がみられるのです。一面にサンゴが広がるような派手さはないものの、じっくりと生き物を観察したい方には特におすすめです。

砂辺No.1

砂辺No.1は、沖縄本島の北谷町にあるビーチポイントです。 足場がよく、水深も浅めなので、ナイトダイビングが初めての方にもおすすめです。砂辺No.1の魅力はソフトコーラルの多さです。夜のソフトコーラルは、プランクトンを捕食しようと、ポリプを開いて、昼間とはまた違った姿が見られます。また初夏にはソフトコーラル含め、ミドリイシなどサンゴの産卵も楽しめます。ボートで遠くに行かなくても、サンゴの産卵が見られるのはとても魅力的です。

神山島ラビリンス

神山島は、沖縄本島と慶良間諸島の間にある無人島です。
那覇からダイビングボートで20~30分程度なので、船酔いが心配な方も参加しやすいでしょう。神山島ラビリンスはウミガメとの遭遇率が高いです。寝ているウミガメの姿は何とも言えない可愛さがあります。そして神山島ラビリンスは水中迷路のように小さな亀裂や小さな洞窟が多いです。日中はこの中に隠れている生き物たちが一斉に外に出てくるので、さまざまな生き物に出会えますよ。

ナイトダイビングで夜の海を堪能しよう!

ナイトダイビングの魅力や注意点、そしておすすめのポイントを紹介しました。
ナイトダイビングは一見ハードルが高く感じますが、誰でも参加できます。昼間とは違った生き物が見れるので、生き物好きのダイバーの方には特におすすめです。また暗い海を進んでいくのは、冒険心も駆り立てられます。昼間とは違ったワクワク感も楽しめますので、ぜひ一度ナイトダイビングを経験してみてください!

その他のダイビングについても、こちらの記事でご紹介しています!
ぜひご参考にしてみてください。
「いろいろなダイビングを知りたい!ダイビングの種類について解説します」

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