自分や周りの人の安全を守り、助ける! レスキューダイバー(RED)について知ろう。

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レスキューダイバー(RED)という言葉を聞いたことがありますか?
これはダイビングのライセンスのうちのひとつです。
レスキューと聞くと、「人を助けるなんてすごい!」「そんな大変なこと私には無理!」と思って尻込みする人も多いでしょう。
今回はREDコースについて、ご紹介したいと思います。

レスキューダイバー(RED)コースとは

水中ではささいな出来事が大きな事故につながります。
水面で水を飲んで慌ててしまう、器材を落とす、器材が引っかかるなど、落ち着いて対処すれば解決できる小さなトラブルがストレスとなり、パニックを引き起こしてしまうことがあります。
こうしたアクシデントに対処できるスキルと知識を備え、トラブルを未然に防ぐ能力を身につけ、さらに万が一の事故の際の救命の方法まで学ぶのが、REDコースです。

必要条件・スキル(PADIの場合)

  • PADIアドベンチャー・ダイバー(ADV)以上、または同等の他団体Cカード取得者、かつエマージェンシー・ファースト・レスポンス(EFR)プログラム修了者、または同等の修了者。
  • 参加のために必要な経験本数はなし。
  • ショップによっては、レンタル器材での受講は不可の場合あり。

講習内容

学科講習+試験、海洋でのレスキュー課題10個+シナリオ課題2個。 レスキュー課題とシナリオ課題は2日以上かけて実施。

私が受講したショップの例

    • 1日目:限定水域実習
    • 自分自身の管理ができるようにセルフレスキュー、トラブル予防や見方、事故の対処の練習を10個の課題に沿って行います。

 

    • 自分の安全を自分で守れるようになると、自然と自信がついてきます。
    • 2日目:シナリオ練習
    • 1日目の学習を活かし、実際に事故の現場をシュミレーションします。実際に事故に遭遇した場合、落ち着いて適切な行動がとれるように練習します。

 

    以上、学科試験を合格し、課題をこなしてライセンス申請すると晴れてREDに認定されます!

なぜREDコース受講したのか

取得したきっかけ

私はもともとREDを目指していたわけではありません。
ダイビングは自分にとってあくまで趣味であり、信頼できるインストラクターもいるので、むしろ「困ったら助けてもらおう」というスタンスでいました。
しかし本数を重ねるにつれ、少しずつ周りを見られる余裕が出てきました。
すると、一緒に潜っている人のフィンが途中で脱げたり、物を落としたり、器材が引っかかってしまっていたり、とささいなトラブルに気づくようになりました。
手伝ってあげたいけどこんな私が手伝っていいのかな、これは手伝うべき場面なのかな、とためらってなかなか手が出せないことも。
また、シュノーケルやダイビングでの事故のニュースを聞くと、重大な事故は他人事ではないのかもしれないと思うようになりました。
インストラクターがいるから安心、それでいいのだろうか。インストラクターは1人なので、何人も同時に目をかけられるわけではありません。
また目の前でトラブルや事故が起きたとき、何をしたらいいかまったくわからないことにも気づきました。陸では想像がつきますが、海ではどうだろう?
そう思い始めたのがきっかけで、REDコースを受講することにしました。

REDコースを受けて良かったこと

コースを受講する前は、「レスキュー」という言葉のため、人を助けるための講習という印象をもっていました。
実際、パニックダイバーを助けたり、人を探索したり、緊急の場面の想定もありました。しかし、私が良かったと思うのは、パニックダイバーに陥りやすい人の身体の状態や心理を学ぶことで、セルフコントロールや、セルフレスキューに活かすことができるようになったことです。

ダイビングをする際に緊張しやすい私は、それだけでストレスを感じてしまいます。
受講後は、何にストレスを感じているのか、不安を感じているのかを自己分析するようになりました。
ダイビングする前に解決することでストレス要因を減らし、「〇〇を不安に思っている」ということをバディやインストラクターに知らせておくことも、リスクの予防になると思います。

ライセンスを取得してダイビングがどう変わったか

通常のダイビングとは違い、水の中にいる時間が多く、同じことをできるまで繰り返したり、力を使ったりと、肉体的にとても大変な2日間でした。
しかしこの経験は自分が今後ダイビングを続けていくにあたり、とても有意義な時間になりました。
REDコースで学習と実技をしっかりしたということは、自信につながっています。
今までは、何かおかしいな、と思うことがあっても、「気のせいかな?」「大したことじゃないからいいかな」と濁してしまうことがあったのですが、安全の視点で物事を見ることができるようになりました。
自分が無理をしないこと、人に無理をさせないことなど、自分のことだけではなく、バディや周りの人のことも気にすることができ、視野が広がりました。
REDコースを通して、さまざまなことを客観視できることができるようになったと思います。
そのことで、より余裕をもってダイビングをし、よりダイビング自体を楽しめるようになりました。

REDは自分の安全を自分で守る方法を身につけ、周りの人の安全も守れる知識を身につけるコース

REDコースは特別に難しいことをするわけではありません。
ダイビングを楽しみたい人であれば、誰もが知っているべき知識を学び、深めるコースです。
安全にダイビングをすることができるのは、何よりも大切なことです。
自分も、周りの人の安全も守り、ダイビングライフをより楽しく、豊かなものにしていきたいですね。

ダイビングライセンスを取得するメリットについては、下記の記事も参考にしてみてくださいね!
「ダイビングライセンスを取得するメリットとは?体験ダイビングとの違いも解説します」

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